施設で「主任」と呼ばれることもある介護リーダーは、医療機関や介護施設を利用している人に、それぞれの身体状況に適した介護を行うだけでなく、現場のスタッフの教育や指導なども行わなければならない。
そのため、苦労はつきないが、介護リーダーになると、給与や待遇の面はかなり良くなると言われている。
ただし、介護リーダーになるためには、介護施設や病院などで3年から5年くらいの経験は積んでおく必要があるだろう。
ちなみに、介護リーダーになるためには、必須となる資格はないものの、マネジメント能力が欠かせない。
また、介護施設や病院に入所している人やその家族に、提供している介護サービスについての説明を行うこともあるので、高いコミュニケーション能力も求められる。
それに、真面目で責任感が強く、人に信頼されるタイプの人材でなければ、リーダーとして活躍していくことは難しいだろう。
介護リーダーは、介護スタッフの中心的な存在なので、介護スタッフをまとめる能力がなければ務まらない。
経験や専門スキルも当然重要だが、それ以上に現場のことをしっかりと把握して、リーダーシップを発揮できるか否かが重要なポイントになるのだ。
したがって、「将来は管理職に就きたい」「現場でリーダーになりたい」という人は、自身のスキルアップを図るとともに、人間的な魅力も備えられるように努力してほしい。
そうすれば、介護リーダーとして活躍するチャンスも得られるだろう。